牛への愛を詰め込んだ、丹波乳業の牛乳

丹波市氷上町は山と自然に囲まれ、瀬戸内海と日本海側に水が流れる最上流の「中央分水嶺」が通る。そんな恵まれた環境のまちに存在する会社、丹波乳業のご紹介です。

牛にとって快適な環境作り

自然豊かな山と田んぼに囲まれた、丹波乳業吉田社長が管理する牧場へ。

 

まず驚いたのは、一般的によく目にする牛舎と違い「フリーバーン」という牛を繋がず自由に歩き回れるスペースが作られていること。

 

また建物には壁がなく、心地よい風が通る。風が通りやすい分臭いが気にならないというメリットも。

 

自由に動き回る牛たちはとてもリラックスしており、表情がなんとも穏やかだ。

 

丹波市の乳牛のみで作られる氷上低温殺菌牛乳

そんな丹波乳業が作る一番のこだわり商品は、吉田社長の牧場を含む丹波市内の指定酪農家4軒のみの生乳を使用した”氷上低温殺菌牛乳”。

 

近畿圏では数少ないノンホモ製法。生乳の脂肪球を砕かず、そのまま低温で時間をかけて殺菌するという手間のかかる方法で、美味しさにこだわって製造している。

 

実際に飲んでみると、一般的な牛乳に比べるとこの低温殺菌牛乳はほとんど無臭。サラっとしていて優しい甘みが口に広がる。

 

酪農家と農家の助け合い

氷上低温殺菌牛乳に使用している4軒の酪農家については、遺伝子組み換え飼料を可能な限り使用しないよう努力している。

 

また同じ丹波市内で休耕田であった農家さんに依頼し、牧草用の稲を栽培してもらっている。

 

畑では吉田社長の牧場からでた牛糞の堆肥を使用するという素晴らしい連鎖ができ、全て目の届く範囲で行われていることは安心感に繋がる。

 

また牛たちは丹波市ならではの恵まれた環境にある井戸水を飲んでいるという。

 

人と同じ水を飲み、同じ水で作られた牧草、質の良いもの同士で作られたのだから美味しいことは間違いない。牛の毛並みや肌ツヤが良いと体も汚れにくく、至って健康な証拠なんだそう。

 

現在、輸入ものの餌も使用しているが、今後全て国産を使用する事を目標にしている。

 

牛を愛し、頭の中はいつも牛のことでいっぱい

吉田社長は「経営者として大儲けしているわけではないが、こうして続けていけることがありがたい。地元の人たちとの繋がり、協力しあい、お互いに評価する。そして、それを続けていくことの責任を感じている。何より牛が元気でいてくれること。元気がない牛がいるとそのことで頭がいっぱいになり、気になって仕方がないんですよね」

 

と優しい表情でお話される吉田社長。社長が牛のそばにいると、撫でてくれと言わんばかりに寄ってくる。それに笑顔で応える吉田社長が印象的だ。

 

丹波地域で作られる牛乳とヨーグルト

丹波乳業で作られる牛乳はひかみ牛乳、丹波のおいしい牛乳、氷上低温殺菌牛乳で使用している生乳は全て兵庫県丹波・但馬地域のもの。(現在別の地域の生乳を使用していないが生産量により使用の可能性あり)

 

ヨーグルトは丹波乳業の工場で作られ、中には地元の黒豆や大納言あずきといった丹波産の材料を積極的に使用している。

 

地元で愛される続ける牛乳

丹波市の学校給食ではひかみ牛乳が並ぶ。自分たちが飲んでいる牛乳が作られている牧場の横を通学する学生。そんな光景は珍しいのではないだろうか。

 

地元のスーパーにも並び、また多くのスイーツ店やカフェでも取扱われている。

 

地元の方に「小さい頃から飲み続けています。これを飲んでいると他の牛乳が飲めない」そういったお声をいただくことが何よりの喜びだそう。

 

現在の取引、販売形態は

現在、地元の学校給食やスーパー、道の駅などの取引も盛んで、京阪神のスーパーなどにも並ぶ。またオンラインショップでも購入が可能だ。

 

 

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丹波乳業株式会社